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テクノロジー新規NKTリガンドRK

新規NKTリガンドRKと新規抗原提示細胞の発見

従来から使用されているNKTリガント、α-ガラクトシルセラミド(α-Galactosylceramide; α-GC)と比較し、数倍~数十倍強力にNKT細胞を活性化する新規リガンド「RK」が理化学研究所において発見されました。

また、従来は、NKT細胞を活性化する抗原提示細胞として、樹状細胞(Dendritic cell; DC)が使用されてきましたが、これに替わる新たな抗原提示細胞が同じく理化学研究所において発見されました。樹状細胞を末梢血から分化培養で得るためには10日間程度の日数を要し、品質も一定していないなどの課題がありましたが、新規抗原提示細胞を用いることでこれらの問題を解決し、培養期間の短縮及び品質の安定化を達成し、より強力にNKT細胞を活性化できることが明らかとなりました。

現在、アンビシオンではこれらの研究成果を基に、RKのGMP(*1)製造を既に完了しています。また、臨床試験に向けて、RKリガンドを提示させた新規抗原提示細胞からなる細胞製品のGCTP(*2)製造の体制を構築しました。今後、再生医療等製品としての開発を加速させていく計画です。

(*1) GMP:医薬品及び医薬部外品の製造管理及び品質管理の基準 (Good Manufacturing Practice)
(*2) GCTP: 再生医療等製品の製造管理および品質管理に関する基準 (Good Gene, Cellular, and Tissue-based Products Manufacturing Practice)

RKによるNKT細胞の活性化(マウス)

RKパルスDCsとGCパルスDCsをマウスに投与した後、経時的に血中IFN-γ濃度を測定
引用 Dashtsoodol N, et al. Frontiers in immunology 2017