患者さん・ご家族の皆様へ

患者さん・ご家族の皆様へ

がんと免疫

がんと免疫

私たちの体は60兆個の細胞で作られています。それらの細胞には寿命があり、細胞分裂がある程度繰り返されるとその成長が止まり、細胞は死んでいきます。

よく「たばこ」はがんの原因になる、と言われていますが、それは細胞が分裂していく過程で、「たばこ」の影響で遺伝子変異が起こるためです。通常であれば、このような遺伝子変異に対してDNAの修復酵素が働き、問題は発生しませんが、上記のように細胞の活動が低下した際に、がんは成長します。
一例として「たばこ」を取り上げましたが、がんの原因は「たばこ」以外にも存在し、食品や紫外線など様々な外部環境ががんの原因となり得ます。

上記の通り、がん細胞の原因が日常的な外部環境にあることがご理解いただけたと思いますが、私たちの細胞が元気であればがん細胞の増殖を免疫細胞が食い止めます。しかし免疫の働きが弱まってしまうとがん細胞の増殖に対してそれを排除するスピードが追い付かなくなり、がん細胞は勢いよく増殖します。

がんと免疫

以上のことから、がん細胞を増殖させないためには「免疫」の役割が非常に重要であることがお分かりいただけると思います。

がん免疫療法とは

がん免疫療法とは

一般的に行われているがん治療法には「外科治療(手術)」「化学療法(抗がん剤)」「放射線治療」の3つがありますが、近年4つめの新たな治療法として「免疫療法」が注目されています。免疫療法は人間が本来持っている免疫の力を高めることでがんを攻撃する治療法です。1980年代から免疫力を高める様々な方法が研究されてきましたが、最近では、いくつかの免疫療法の治療効果が科学的にも証明されるようになり注目を集めています。

現行のがん免疫治療の例として、がんペプチドワクチン、樹状細胞療法、CTL療法、TIL療法、anti-PD-1治療、LAK療法、NK細胞療法などが挙げられます。

しかし、現在のがん免疫治療が解決できないでいるのが、再発です。

その理由として、がん細胞には「がん細胞であるという印の付いているがん細胞」と「がん細胞であるという印の付いていないがん細胞」の2種類が存在します。これらを同時に排除しなければ再発してしまいます。現行のがん治療は、この2種類のがん細胞のうち、一方だけを排除する治療法ですので、もう一方が体内に残ってしまい再発が起こることが考えられるのです。

これに対して新しい概念を持つiNKTがん治療は、副作用が圧倒的に少なく、しかも、現行のがん治療の問題点を解決し、2種類のがん細胞を同時に攻撃することで、再発・転移の少ないがん治療を実現します。

NKT細胞標的治療

NKT細胞標的治療

NKT細胞(ナチュラルキラーT細胞)とは

NKT細胞(ナチュラルキラーT細胞)とは1986年に谷口 克(現国立研究開発法人 理化学研究所 統合医科学研究センター 免疫制御戦略研究グループ グループディレクター)らが発見した、T細胞、B細胞、NK細胞に続く第4のリンパ球です。自然免疫を担うNK細胞と獲得免疫を担うT細胞両方の性質を併せ持つことが、名前の由来となっています。NKT細胞は、免疫増強作用をもち、がん細胞を殺す働きをします。
アンビシオンは、免疫療法のなかでも患者自身の免疫細胞の力を最大化するNKT細胞を標的とした免疫療法(iNKTがん治療)の開発を進めています。

NKTがんワクチンを用いたがん免疫療法
NKTがんワクチンを用いた
がん免疫療法

がん細胞には、「がん抗原を発現している細胞」「がん抗原を発現していない細胞」の2種類があります。この2種類のがん細胞を同時に排除できないと再発・転移が起きますが、従来のがん免疫療法は、これらのいずれか一方のがん細胞しか攻撃できていませんでした。
NKT細胞の働きに注目したNKT細胞標的治療はこれら2種類のがん細胞を同時に排除できる点が従来のがん免疫療法とは大きく異なる特徴です。

NKTの役割

NKT細胞標的治療の利点
  1. 自然免疫と獲得免疫系を同時に活性化できるので、「MHCのあるがん細胞」、「MHCのないがん細胞」を同時に排除
  2. がんによる免疫不全からの回復
  3. MHCに関係なく誰にでも治療可能
  4. 患者体内にすでに存在する免疫細胞を活性化するので、どんな種類のがんにも応用可能

がんの現状(肺がんを中心に)

がんの現状
(年々増えていくがん患者)

2014年のがんによる死亡者数は1974年と比較し6倍以上になっています。(厚生労働省人口動態調査より
また、国立がん研究センターの発表によると、2016年に日本で100万人を超える方ががんに罹患すると予測されております。

主な死因別にみた死亡率の年次推移

出展: 平成26年我が国の人口動態 (厚生労働省) 主な死因別にみた死亡率の年次推移-昭和22~平成26年-

男性は肺がんが第1位

男性だと、がんが原因で亡くなる方の中でも最も死亡者数が多く、死亡リスクが高いのが肺がんです。

出展:平成26年我が国の人口動態 (厚生労働省) 部位別にみたがんの死亡率の年次推移,男-昭和25~平成26年

日本の最新がん統計について

http://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html
がんに関する様々な統計情報が掲載されております。参考情報としてご覧ください。

出典:国立がん研究センターがん情報サービス『がん登録・統計』

アクセス

株式会社アンビシオン
〒160-0017 東京都新宿区左門町2-6 ワコービル5階
Tel:03-5357-7231 / Fax:03-5357-7232
info@ambicion.co.jp

丸ノ内線/四谷三丁目駅3番出口を出てすぐ宝くじ売り場を左に曲がり、外苑東通り沿いに進むと、左側に1階セブンイレブン、2階にレストランガストが入っているビル(名称:ワコービル)の5階です。

pagetop

© AMBICION